ハイガースピンバイクには、【摩擦式負荷】【過電流式負荷】【磁力負荷】があります。
【摩擦式負荷】【過電流式負荷 】とでは、どのような違いがあるのか?そんな疑問を解消する為に、今回はこの2つの負荷の違いを詳しく比較していきます。
ハイガースピンバイク摩擦式負荷とは?
ハイガースピンバイクの摩擦式負荷とは、名前からわかる通り、「摩擦によって負荷をかけるシステム」のことを言います。
摩擦式負荷のスピンバイクには、負荷調整ダイヤルがついていて、このダイヤルで負荷の調整をします。
ダイヤルを回すと、ブレーキパッドがフライホイール(アルミの円板)に押し当てられ摩擦することで、負荷をかけることができます。
このブレーキパッドは消耗品で、摩擦ですり減ってしまうと交換が必要になります。
すぐ交換が必要になるものではありませんが、交換が必要になった時には購入したページから消耗品の購入ができるので確認してみてくださいね。
こちらのブレーキパッドのように値段は800~1,000円ほどで購入できるので、不安な時はスピンバイクを購入する際に予備として一緒に購入しておくと安心ですね。
消耗品の比較についての記事はこちらに詳しく書かれているので、消耗品が気になる人はこちらも併せてご覧ください。
摩擦式負荷のスピンバイクは、ブレーキパッドをフライホイール(アルミの円板)に押し当てる構造になっているので、負荷を強くかけるほど車軸にも同じだけ負荷がかかることになります。
そのため、軸受のベアリングが損耗していき、いずれは交換が必要となります。
いずれは交換が必要というのは、家庭で使う場合は激しく損耗するほど負荷を長時間かけて毎日使うことはないので、数年~数十年先というくらいの時間ですね。
「この1台を買って何十年も修理しながら使うぞ!」という購入の仕方には、あまり向いてないスピンバイクかもしれません。
ただ家で運動不足解消や、ダイエットの為に使うという普通の使い方だったら十分な機能のスピンバイクですね。
ハイガースピンバイク過電流式負荷とは?
ハイガースピンバイクの過電流式負荷とは、どのような負荷なのでしょうか?
名前を聞いただけじゃ『ピン』とこない人も多いのではないでしょうか?
過電流式負荷とは、「磁石」が使われていて、それによる※電磁誘導現象を起こして「過電流」発生させ、負荷をかけるシステムです。
フライホイールを回転させ、この磁界をさえぎるとブレーキがかかるようにできています。
この仕組みを※過電流ブレーキといいます。
なのでスピンバイクを漕げば漕ぐほど、負荷がかかり自動的に自分の漕ぐスピードに合わせた負荷がかかります。
漕ぐスピードが遅ければ負荷は弱くなるので、体力に自信がない人でもその人に合わせた負荷になります。
過電流式負荷は無干渉の磁石なので、車軸にも影響はないので、耐久性の高いスピンバイクになっています。
摩擦式に比べたら過電流式の方が耐久性は上ですね。
過電流ブレーキが使われているもの
- 新幹線のブレーキ(700系)
- キャスティングリールのブレーキ(釣竿)
過電流ブレーキは主に鉄道関係の物に使われていて、安心で性能のよいシステムになっています。
ハイガー産業過電流式スピンバイクはこちらです。
ハイガースピンバイクの摩擦式負荷と過電流式負荷を比較した時の違いは何でしょうか?
摩擦式負荷と過電流式負荷の比較①ブレーキ
摩擦式負荷と過電流式負荷のシステムの大きな違いは、ブレーキの違いですね。
ブレーキの比較
摩擦式負荷 ・・・ブレーキパッドを押し当てて摩擦によってブレーキをかける。
過電流式負荷・・・過電流が発生している磁界をさえぎることでブレーキがかかる。
このブレーキがかかることで、スピンバイクに負荷がかかり、軽い運動から本格的なトレーニングまですることが可能になります。
摩擦式負荷と過電流式負荷の比較②耐久性
耐久性を考えると過電流式負荷のスピンバイクの方が良いということがわかりました。
耐久性の比較
摩擦式負荷 ・・・負荷をかける時に接触するので、車軸に負担がかかり、いずれは交換が必要。
過電流式負荷・・・無接触の負荷なので負担がかかるころがなく、耐久性がよい。
スピンバイクの負担を気にせず長く使いたいなら、過電流式負荷のスピンバイクの方が良いですね。
摩擦式負荷と過電流式負荷の比較③メンテナンス
過電流式負荷のスピンバイクは、メンテナンスフリーと言われていますが、摩擦式負荷の場合、ブレーキパッドが負荷のかけ具合によってすり減ってしまうので、そのたびに交換が必要です。
メンテナンスの比較
摩擦式負荷 ・・・ブレーキパッドがすり減るたびに交換が必要。
過電流式負荷・・・過電流を発生させるマグネットが壊れた場合は交換が必要になるが、基本的に負荷に関するメンテナンスは必要ない。
摩擦式負荷と過電流式負荷の比較④雑音
摩擦式負荷のスピンバイクは、小さな音ですが摩擦音があります。
それに対して、過電流式負荷のスピンバイクは音がしません。
雑音の比較
摩擦式負荷 ・・・ブレーキパッドによって摩擦が起こり、「スー」と小さな音がする。
過電流式負荷・・・負荷によって接触する場所がないので、音はしない。
摩擦式負荷のスピンバイクも気になるほどの音ではありませんが、無音が良いという人は過電流式負荷のスピンバイクを選ぶと安心ですね。
デメリットの比較
摩擦式負荷と過電流式負荷の説明をしながら性能について比較してきましたが、2つのデメリットとなる点はどこなのか比較したいと思います。
摩擦式負荷のデメリット
- ブレーキパット交換が必要となるので、すり減ってきた頃合いを確認して購入が必要。
- 負荷に接触がある構造なので、スピンバイクに負担がかかりいつかは買い替えがある。
- 摩擦があるので、わずがにスーッとした音がする。
いつかは買い替えが必要と言っても数年~数十年は買い替えが必要ないものなので、デメリットとは言わないかもしれませんが、あえて挙げるならこの3つではないでしょうか。
過電流式負荷のデメリット
- 過電流を発生させるマグネットが壊れた時のみ交換が必要。
- 摩擦式負荷のスピンバイクより少し値段が高い。
過電流式負荷のデメリットはこれくらいでしょうか?
基本的にマグネットは消耗することはないので、何らかの理由で壊れた時だけ交換が必要になり、摩擦式負荷のスピンバイクの最安値よりは少し値段が高いくらいですね。
まとめ
ハイガースピンバイクの摩擦式負荷と過電流式負荷の比較をしました。
この比較をしてみて価格を気にしないなら、耐久性もあり雑音もなくメンテナスフリーの過電流式負荷の方が良いと感じましたが、皆さんはどう感じたでしょうか?
過電流式負荷のスピンバイクの方が少し金額が高めで、今現在は最低価格で39,800円~となっています。
摩擦式負荷のスピンバイクが14,800円~と、考えると倍の価格になってしまうので、予算があるとなかなかどちらにしようか迷ってしまいますね。
毎日がっつり負荷をかけてトレーニングしたいと思っている人は、メンテナンスや耐久性を考えると、やはり過電流式負荷のスピンバイクをおすすめします。
ダイエットや健康維持で毎日ちょっとずつ使いたいという人は、お値段的には摩擦式負荷のスピンバイクがおすすめです。
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